2013年 03月 08日
館内は撮影禁止ですので 手持ちパンフレット.ポストカード.館内説明などを引用いたします 『飛騨の国 袈裟のお山の絶えずして 来てみん人は 万代までに』袈裟山百首 「袈裟の千光寺のお山は 永遠に絶える事なく 人々が来るでしょう」 ...と詠んだのは 江戸時代前半 北海道から関西まで諸国を回った 修験僧 円空 飛騨 千光寺 の住職を讃えて 和歌にした...と。 村人からは “円空さん” と呼ばれて親しまれていたそうです。 頭のまん丸い おびんずる様は 円空自身とも 千光寺のご住職とも 言われているそうです。 村人になでられ 艶やかに丸い頭になっていました。 返したくなくて 戻って来ないこともあって 現在 三十一体。。。^;^ ; 木目が細かくきちんと整っていると どことなく生真面目そうな顔 に見え... 木目が荒いとなんだか おおらかな顔 に見えました。 パンフレットにも使われています 両面宿儺坐像 (右) 「有り難や 出羽の洞窟でお会いしたのは なんと 袈裟山の千光寺の 仏様ではないか」 日本書紀に出で来る 宿儺 は 人々を苦しめる 悪物。修行中 洞窟の中で幻をみたようです。 弓矢でなく 袈裟山の神にふさわしい斧 を持っています。すごく力強いです。厳格な表層。 そうかと 思えば 円空さん... あぐらをかいたこの像はなんとも優しいお顔。なんでも聞いてくれそうで包み込むような... 今回の 円空展 の見所は7年に1度しか公開されない 歓喜天立像 密教と共に日本に伝えられた秘像 男女の神 私が一番 心動かされた像は 千手観音菩薩立像 『もろともに 浮き世の中は神なれや 思う心に 身は渡りつつ』 菩薩の前に立っていますと 目に見えている像の 目に見えない慈悲の心が感じられる よぅ。 現世でも後世でも 前世を洗い晒し脱する手を差し伸べてくれるような慈しみがありました。 感動しました。 仏教の学校生活時代 [色即是空]なんて用語を習いました。 格差も 苦しみも 偉いも偉くないも おごりもない 境地が千手菩薩から漂っている感じがしました。 上野の森から 飛騨の森へ... 『みな人は 仏になると願いつつ 誠になれる 袈裟の杉の木よ』 修行の土地で人々を供養したり 無病息災を祈ったり 自然も愛した円空さんのお人柄が こ〜んな私にもおぼろげながら伝わってきたような気がしました。 それと、館内のスポットライトの効果で フロア中央にぼんやり映る小さめな像が 観覧者たちを ほんのり見守ってくれてる感じがしました。 『飛騨の国 ふる初雪は花なれや 心のうちの はるかとぞ思ふ』 つづく...かも
by rie0412h
| 2013-03-08 16:19
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